インパクト工法は国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に登録されている工法が多くあります。ここではそれらの工法を一覧でご紹介致します。
あんしんバリアー工法 HR-110017-A
【要約】
- 何について何をする技術なのか?
本工法は、車両のドライバーに危険を知らせる振動(バイブレーション)機能の付いた側溝を用いて、「路肩逸脱による交通事故防止及び軽減のための技術」である。
積雪地域用として積雪対応型があり、突起の形状が標準タイプと異なり、突起端部を延長方向に連続させることにより、除雪車のブレードによる突起の破損を抑止したタイプである。 - 従来はどのような技術で対応していたのか?
従来技術は必要に応じて側溝の設置とは別途に、リブ式高視認性区画線を設置して運転者に注意を促す構造としていた。 - 公共工事のどこに適用できるのか?
新設道路及び既設道路側溝の改良(補修)工事に適用できる。
雑草防止工法 KT-160069-VE QS-150040-A
【要約】
- 何について何をする技術なのか?
・道路舗装とコンクリート構造物との目地部の防草、及びすき間・段差の発生の防止 - 従来はどのような技術で対応していたのか?
・コンクリート構造物設置工の他に後施工として除草工や舗装欠損部補修工 - 公共工事のどこに適用できるのか?
・基礎付き境界ブロック、境界ブロックと舗装との目地部
・管渠型側溝、2mU字溝と舗装との目地部
・L形街渠ブロックと舗装との目地部 - その他
・歩道側の防草効果によって、歩行者(特に障がい者、車椅子)の安全な通行を図る。
・車道側の段差・隙間の発生防止と防草効果によって、自転車の交通法規に則った通行を促し、事故の防止を図る。
・従来の防草未対策工法と同様な施工、材料、積算で、改まった特別な施工管理もなしに雑草の繁茂の防止(防草)を図る。
とりす工法 SK-150004-A
【要約】
- 何について何をする技術なのか?
垂直な擁壁に、維持管理不要のカワセミ・ヤマセミの繁殖場所を提供する工法。(コルゲートパイプに赤土を適度に締め固めた土柱ブロックを設置する) - 従来はどのような技術で対応していたのか?
擁壁の背面には、営巣に障害となる小石等を取り除いた篩い分けした中詰め土の層を設けていた。
しかし、5~6年で巣穴内部に草木の根が侵入し営巣が困難となり、草木の根を切除したり、土の入れ替えなどの維持管理をしないと機能を維持できなかった。 - 公共工事のどこに適用できるのか?
・川に近い個所での垂直擁壁や、山間部の垂直擁壁に適用する。
・カワセミ用:前壁がほぼ垂直で、高さが2m以上の擁壁に使用できる。
・ヤマセミ用:前壁がほぼ垂直で、高さが3m以上の擁壁に使用できる。
ワイドウォール工法 SK-050012-A
【要約】
- 何について何をする技術なのか?
大型ブロック積み擁壁による道路拡幅工法。 - 従来はどのような技術で対応していたのか?
道路の必要幅員に応じて、擁壁の位置・切土量等を決定し幅員を確保していた。
工法例としては、張出し梁タイプやテールアルメ工法等の垂直擁壁がある。 - 公共工事のどこに適用できるのか?
主に道路拡幅工事であるが、新設・改良工事においても用地等の制約を受けるような箇所に適している。また、近年整備が進められている1.5車線的道路整備においては、特に最適な工法です。
ランドセル工法 SK-06007-A
【要約】
- 何について何をする技術なのか?
「大型積みブロック」の背面に耐腐食性の背面材を取り付け、その内部に裏込砕石を充填して裏込砕石を100%自重として有効利用する技術である。 - 従来はどのような技術で対応していたのか?
大型積みブロック擁壁、現場打ちコンクリート擁壁等により施工されている。 - 公共工事のどこに適用できるのか?
主に道路工事において適用できます。